【よしこさん(仮名) 女児(6) 男児(3) 男児(0)】
《ビフォア》
3人目が生まれ、上2人の面倒を
十分見られなくなってきた頃、
姉弟喧嘩がひどくなり、
私の制止も聞かず毎日叩く蹴る怒鳴るを
繰り返す状態で、私も声を荒げて力ずく、
時には引っ叩いて止めるようになっていた。
夫はもともと育児に積極的に
参加してくれていて、
優しいお父さんだったが、
近頃は子供への叱り方が厳しさを増し、
乱暴な口調で「いい加減にしろ!黙れ!」
と怒鳴る場面も出てきて、
子供たちが「お父さん怖い」と言い始めた。
自分でもカッとなって怒る頻度が
どんどん増えていて、
子供や夫が影響されてみんなでイライラする
悪循環に陥っている状態をなんとかしたかった。
《アフター》
私自身は、子供たちの態度に対し
ヒステリックに叱る以外の声かけの仕方、
視点の持ち方を学んだことで、
子供に手を出すような事態は
ほとんど起きなくなった。
子供たちは、私が行う声かけの仕方を
すぐに学び取り、お互いに対しても
喧嘩する以外の気持ちの伝え方が
できる場面があったりして、
特に姉はすぐに手を出すことが
なくなった。
夫の対応が落ち着く事も期待して、
一緒に参加してもらったが、
残念ながら夫は
「効果を感じなかった」
との回答。これは、まず自分が変わる、
を実践する気持ちがあるかどうかの
差だと感じる。
自分の対応の仕方を変えずに
子供たちにだけ成果を求めると
うまくいかない。
《実践講座を受けて、特に良かった事》
とても明確に子供の行動の理由が説明され、
私たちのイライラの原因が解説され、
対処方法と具体的なトレーニングの
手順が示されるので、
どういう目的で何をすればいいかが
わかりやすく、取り組みやすかった。
受講後、子供たちは相変わらず喧嘩もするし
悪い事もするのだが、
とにかく笑顔で楽しそうにしていることが
増えたのが、何よりの成果。
《もし今回受講しなかったら?》
自分の感情を抑える無理をしては、
我慢できずに爆発することを繰り返し、
子供にも夫にも悪影響を与え続けたと思う。
子供は自己肯定感を高められないまま、
毎日不満そうな顔でひねくれて過ごし、
幸福感を得られないまま大きくなってしまったかもしれない。
《他の子育てアドバイスと較べての違い》
子供への声かけの仕方については
似たような「叱らない」手順を
示しているものはある。
ただ、「なんで子供はそうなるのか」
「なんで私はイライラするのか」
を脳科学の視点から学べるのは有意義。
また、
「何のために今子供に声を掛けているのか」
がはっきりしていると、
感情任せに怒鳴り散らす無意味さを
自覚できる。
《どんな人におすすめですか?》
子供に対して「
ちゃんと躾をしたい」
と思うあまりにガミガミ系になってしまい、
子供が反抗してくるのにイライラしてしまう、
頑張り過ぎの人。
旦那さんにも講座に参加してもらえると
効果倍増。